道具選び
~いろいろ~

はじめに

これから水墨画を始めるためには道具が必要です。

普通のお絵書きでしたら紙と鉛筆やペンがあればできますが、水墨画は一通りの道具が必要になります。

ですがいきなり全てを揃えようとすると、コスト的にも精神的にも大変です。

そんな水墨画に興味をもちつつも右も左もわからない方のために「最低限必要なもの」をこのページでは、優先順位をつけて道具をご紹介いたします。

それではさっそく必要な道具を見ていきましょう。

最優先の道具 【墨、紙、筆】

・水墨画を本格的に始める方も
・趣味でとりあえず始める方も

必ず必要になるもの、それが「墨、紙、筆」です。

あまりお金をかけたくない方は、最初のうちは、もしも学校で使ってた墨汁と筆があれば、それでも最初は問題ないでしょう。

※墨は固まっていなければ、それでも大丈夫です。しかし、筆は善し悪しがありますし、古いと割れて書けないこともありますので、できれば改めて用意することをお勧めします。

 墨汁 

墨で何か買うと思うと硯と墨(固形の長方形のもの)を連想する方もいるかもしれませんが、これから始める方には私は硯と墨(固形)はお勧めしていません

否定するつもりはないですが、
・硯を用意する
(しかも昔の書道のものがあればいいですが、買うと意外と高い)

・墨(固形)を選んで購入する
(硯よりも高いこともあるので初心者だと驚く 笑)

・硯で墨を磨る
(作品を描くたびに硯ですると考えるだけでめんどくさくなる)

これだけでもこれから始める方にはかなりハードルが上がってしまうからです。

だから、最初は墨汁でOKです。

 

 紙

さて問題は紙です。

なぜ問題かというと墨汁や筆は、昔学校で使ったものでもいいかもしれませんが、

紙は書道で使っていた紙をそのまま使うことはあまりお勧めできません。

一重に紙といえども、紙にはいろんな種類があります。

紙は少し大きめの「画仙紙」ちなみに私がよくインスタグラムで気軽に上げているものは「F-6」のサイズです。

100枚入りとちょっと枚数が多いかもしれませんが、コスパ的にも優れているので結構多用しています。

お勧めの紙や選び方について以下のボタンからどうぞ。

 筆

あとは筆ですが、 筆は、大・中・小それぞれあるとよいです。

というのも、水墨画は書道と違い細かい部分など書き分けが必要なので大・中・小が必要になります。

筆の選び方でも詳しくお伝えしますが、基本的に水墨画を描く際の筆は硬めのものがいいです。

次に必要なもの

 皿

さて次に必要なものは皿です。

これは墨汁を入れたり、水で薄めて調墨するための皿です。

皿は、専用のものをわざわざ購入などする必要はありません。

小皿を3~4枚用意するだけでOKです。

ですので100均一の皿で十分です♪

(私もよく100均のものを使用しています。)

ちなみに私は写真の皿をよく使っています。

あまり深いとのばしにくいですので、浅いものをお勧めします♪

他にあると便利なもの

 筆置き

意外とよく使うというか必要なものが「筆置き」です。

「え?必要?」

って思われそうですが、結構重要です。

決して昔のお絵かきの絵の具の筆のように水バケツの中につっこんでおくことはよくありません。

太い筆などでしたらまだ構わないのですが、

水墨画でよく使う中くらいの筆や細い筆は水差しに突っ込んでおくと「筆が曲がってしまいます。」

だから、使わない筆は、筆置きに置いておくことが結構大事です。

 

 文鎮

あとあると便利なものは、文鎮です。

ただ、文鎮は紙が止まればなんでもいいです。

例えばペットボトルなどで大丈夫です。

正直最初はなくてもはいいと思っています (笑)

これから続けれるか不安な方はまずは買わなくてOKです。

ただ、今後大きな紙などで本格的な作品を書こうと思うと結構重要になってきます。

 

買わなくても大丈夫なもの

初めのうちは無くても困らないものをご紹介します。

(あくまで初めのうちですので、本格的に始めるときになったらこだわってくださいね。)

 下敷き

正直下敷きは購入しなくてかまいません。

(下敷き業者には申し訳ありません。)

最初は新聞紙で構いません。

 

 水差し

水墨画は「墨を水で薄めることで濃淡をつけます」

(ここら辺が書道とは大きく異なる部分ですね!)

そして初めての方は、わざわざ水差しも買わなくてOKです。

水が入ればなんでもOKですので、私は初めのころはペットボトルで代用していました。

これで十分です。

「さすがにペットボトルはちょっと…」

という方は、100均一で写真のような水差しもありますので、お近くの100均ショップでお好みのものを探し見てるとよいです。

(100均で大概のものが買えるので便利ですね。)

まとめ

最優先でそろえるもの

墨汁でOK

・とりあえずあるものでチャレンジ
・購入の際は、硬い筆を
・太いより中~細い筆があると勝手が良い

専用の紙を購入がお勧め

次に必要なもの

筆置き

安くてもいいので買うのがラク

下敷き

新聞紙でOK

あると便利なもの

文鎮

本やペットボトルで代用可能
だけどやっぱりちゃんとしたのが使いやすい 笑

水差し

ペットボトルなどで代用可能

以上簡単にまとめましたがいかがでしょうか。

全部そろえようと思うとハードルが高かったかもしれませんが、まずは、あるものと最低限の道具だけ揃えて気軽に水墨画に触れていただけると嬉しいです。

【お勧めの道具をそれぞれ紹介しています】