筆の洗い方について今回はご説明します。
小さいころは、墨をちゃんと洗い流さないまま放置して筆先がパきパきになり、筆をだめにしてしまった。
って経験は結構多くの方(特に男子)はあるのではないでしょうか。
当サイトでは100均の筆などはお勧めしておらず、最も安い筆でも500円くらいはやはりするので、大事に扱って長く愛用してするためにも以下の方法で是非大事に使ってあげてください。
石鹸は使ってもいいのか?
これ結構多くの方が疑問に思っていることではないのでしょうか?
結論からお伝えしますと、あまり石鹸などを使って洗うことはお勧めしません。
(食器用洗剤などはもってのほかです。)
理由は単純で筆の毛のコシがなくなってしまうからです。
また、写真にもありますように、強く手やシンクにあててガシガシ洗うこともNGです。
言わずもがな、筆が傷んだり割れたりしてししまいます。
基本的には水で洗うのが正解
冷水のみで優しく筆をほぐすように洗いましょう。
・洗う目安
ちなみに筆を洗う時の目安は、墨が筆からで出なくなるまでです。
手で洗っていると筆先から墨が流れ出ているのが目で見えてわかります。
墨が出なくばOKです。
余談
私事で恐縮ですが書道の後筆を洗うと正直きりがないほど、ずっと墨が出続けていたという、子供の頃の記憶があります。
こんなのいくら洗ってもきりがないのでは?(笑)
と実は水墨画を始めたころに思っていましたが、水墨画は基本的に水に薄めて描きます。
従て、書道の時よりも筆を洗うのは比較的楽ですので、筆のためにもしっかり墨を落としてあげてください。
以上今回は筆の洗い方についてでございました。
お役に立てば幸いです。
さらなる質問などあればお気軽にフォームからご連絡くださいませ。