近いものと遠いもの サイズ編
遠近感
絵の描き方って色々あります。
もちろん平面で、遠近感を気にせず描くことも楽しいです。
今回は、平面の絵以外も描きたい方へさらに次のステップに行くために線で遠近を表現する方法をお伝えします。
構図も一緒に考えると更にいいのですが、それを言い出すとちょっと大変に感じる方もいるかもしれませんので
今回は「近いものと遠いもの」の簡単な表現方法にフォーカスしてお伝えいたします。
方法① 位置で明確に前と後ろを分ける
平面で描くときもあまり変わらないのですが、要は、前のものはまえ、後ろのものは後ろに描きます。
これは、絵を見てもらうとわかりやすいです。
描くものをただ横に並べるのではなく
上の画像のように、
手前から 木
その次に 岩
さらにその奥に 木
といように、
あえて、それぞれを重ねて描き、後ろのものを前のもので隠す。
前と後ろがわかるように描く。
これだけでもちょっとそれっぽくなりそうですよね♪
方法② 大きさで遠近を出す。
今度は大きさで遠近感を出してみましょう。
ざっくりと分かりやすく言うと。
-近いものは大きく
-遠いものは小さく
です。
言われてみると「あーなるほど」とは思うのですが、
意外と描く特に意識して描かないといつもどおりの絵になってしまいます。
ですので、これを意識して描いてみるだけで絵の感じが変わりますので、ちょとずつ試してみてください。
また、同じ大きさと分かるものの大きさを変えるとより見る人にもわかりやすいです。
▼例えばこのような感じ▼
こちらの絵柄だと
旗がとても分かりやすい例です。
同じサイズであろう旗が奥のものと手前のもので大きさをを変える
(遠い奥の旗を小さく、手前の近い旗を大きく描く)
ことで、遠近感が表現できます。
(そこに空間ができますね)
さらに、水墨画ならではのポイントは、線も太く大きくするということ
旗や道を描く線も手前ほど太く、遠いものほど細く表現しております。
さて今回は、
近いものと遠いものを表現するために
方法① 位置で明確に前と後ろを分ける
方法② 大きさで遠近を出す。
この二つをお伝えしました。
難しいと思う方は方法①からでも全然かまいませんので是非試してみてくださいね。
内容で分からないことや描き方についてのリクエストがあればお気軽にお問い合わせください。