筆おろし
の仕方

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ご自身で筆を持っていない方は、「これから筆を購入し使い始める」ことになると思いますが、そこで筆おろしが必要になります。

当ページではその筆おろしの方法についてお伝えします。


そもそも筆おろしとは?

水墨画や書道における筆おろしは、筆をかける状態にすることです。

そもそも買ったばかりの筆は、糊で固まっていますので、そのままだと描くことができないのです。

なぜ糊で固まっているか?

もちろん筆の毛は理由なく固まっているわけではありません。

輸送などの途中で上毛を保護することと、未使用の状態で毛を傷めず筆を長持ちさせるために糊で穂を固めています。


なぜ筆おろしが必要なの?

私のお勧めやご自身で文房具店などに行って筆を買ってみて、いまお手元に筆がある方はわかるかともいますが、
購入してきたばかりの筆はほぼ間違いなく固いです。

刺さるほどに糊で固まっています。

ですので、これをほぐして書けるようにする必要があります。


筆おろしの仕方

方法は簡単で、「水につける」それだけ。

わざわざ筆おろしというから仰々しく聞こえますが、やることは簡単です。

Step 01

シンクでも水さしでもなんでも構いませんので筆を付けます。

Step 02

水にほぐれる筆

15分程度つけておくと自然と糊がとけて筆が水にほぐされます。

購入時にシュッとしている穂先がふくらみを持ったよう見えればそれが合図です。

Step 03

水でほぐす

あとは優しく水さし(筆洗い)の中か水道で流しながらやさしくほぐして、糊をとってあげてください。

注意点

●筆の太さ大きさによって糊の解れは変わります。いうまでもなく太い筆ほど時間がかかります。

●硯や水さしの底などに無理に筆を押し付けてほぐすことはしないでください。
 毛が抜けやすくなったり折れたりする原因となり筆が傷んでしまいます。

●また水につけず最初から無理やり筆を手でほぐそうとするとこれも抜けや折れの原因となってしまうので、ちゃんと水につけてあげてください。

●ほぐすのに使った水をそのまま作画に使わないでください。
 そのまま作画する際はしっかりと水を入れ替えましょう。


以上筆の選び方についてでございました。

お役に立てば幸いです。

さらなる質問などあればお気軽にフォームからご連絡くださいませ。