絵の上達法 ~その2~
見ながら描くは難しい?
今回は絵の上達法の続きです。
「絵の上達法 その1」の後半で、まねるという話をしました。
絵心がそこそこあるとなにかの絵を見ながら描くとある程度思うように描くことができますが、
慣れない方やこれから始める方がされると意外とこれも難しいことがあります。
(思うように描けなくても、それが普通ですので、あまりその点気にしないでください。)
そんな方にお勧めの方法を今日はご紹介します。
トレースする
「見て→写す」
というのは難しいです。
しかしながら「そのまま線をなぞる」であれば、難易度はぐっと落ちます。
今回は簡単に線をなぞる練習法をお伝えします。
①被写体をネットで探す
ネットで描きたい絵を見つけましょう
②プリントアウト
もしも家にプリンターなどがあればモチーフとなる絵を一回大き目に印刷します。
※もしくは描く紙の大きさに合わせてプリントアウトします。
※ポイントとして、あまりカラフル過ぎないもの、色の差がはっきりしているものが良いです。
例えば、③で透かしてトレースしますので、シロクロはっきりした絵は写しやすいですが、カラフルで色の濃淡がはっきりしないものは写しにくいです。
③画仙紙の下にひく
大き目に印刷したら、印刷した絵柄を作品の下にひきます。
一度道具の紹介でもお伝えした「画仙紙」はしっかりした紙ですが、ある程度下の絵柄を透かして見ることができます。
【ポイント】
これを見ながらいきなり墨で書くのではなく、
まずは、鉛筆などで薄くトレースしてみましょう。
④下書きに沿って描く
①~③の工程を経ることで輪郭線を鉛筆できれいに下書きとして描けると思います。
ここまでくればあとは、それを筆でなぞるだけです。
初めのうちは、うまく濃淡や筆独特の風合いを表現をまねたりするのは難しいですが、輪郭線に沿って描くだけでも、自分でいい感じの絵を描くことができるようになります。
これができるだけでも絵を描くのが楽しくなってくると思いますので、初めは是非試してみてください。
※注意点※
いうまでもなく、上記で紹介していますのはあくまで「練習法」です。
ネット上の既存の作品をトレースして練習するまではよいですが、それを自分の作品のように見せる際は著作権やネット上での伝え方・マナーなどに注意いたしましょう。
もっと練習したい方は?
筆での表現についてはこちらにまとめていますので、次のステップに行きたくなったら是非いろいろ試して表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
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