毛の表現:割筆で線を描いてみよう
今日はちょっとした筆のスキルをご紹介いたします。
今回紹介するスキルは
「割筆」
とよばれるものです。
初心者でも簡単にできて、それっぽいことができる技術なので、気軽に試してみてください。
例えばこんな表現ができます
・作品例①:般若
▽般若の頭髪の部分▽
・作品例②:龍
▽龍のひげ▽
上記の作品例のように
繊細な動物の毛などを表現したり
草などや針葉植物などを表現したりするときにはとても便利です。
一本一本描かないでいいので楽ですし、均等な線をまんべんなく描くことができます!
割筆の方法
STEP①
墨を含んだ状態で写真のように筆を手で平たくします。
STEP②
右の写真のように、筆がひらぺったくなるように整えます。
毛先が均等にジグザクなるようにするのが理想です。
STEP③
あとは描くだけです。
【描く時のポイント】
・ポイント①【水(墨)を含めすぎない】
墨が多すぎると、割筆とはいえど線一つ一つが太くにじんでしまい、
表現したい線が出ないことがあります。
墨をとったあと汚してもよい紙で試しながら調整してみてください。
・ポイント②【毛先で描く。】
普通の筆のように根本から描いてしまうと、せっかく割った筆の意味がなくなってしまいます。
毛先だけを使って描くように意識してみましょう。
あとがき
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
途中でもお伝えしましたが、割筆を使うと
・繊細な線を一度にたくさん簡単に描くことができる
のでとっても便利です。
初めはちょっと思ったようにならないこともあるかもしれませんが、あとは練習あるのみです。
是非自身の作品作りに生かしてみてください。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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