【報告】2024年7月 水墨画教室 in 福岡
●今回は長澤蘆雪氏の模写
2024年7月末も福岡にて水墨画定例教室を行いました。
今回は生徒さんからのリクエストで、長澤蘆雪氏の模写を行いました。
不思議なもので、生徒さんも水墨画や日本画に興味のある方が多く、時々こうやって模写リクエストをいただきます。
描きたいと思うものを描くことは自然とモチベーションも上がりますので、このような声は教室内容に反映させていただいています。
●模写は観察あそび
模写は簡単そうで、実はとってもすごい頭の体操になっています。
私が1~10作った作画の場合は、私が描いていますので、描く手順の模範解答が(一応)あるわけです。
ですが、模写は違います。
私の教室用の作画はあくまで教室用ですので、なるだけ簡素化してもいますが、模写の被写体が今回のような歴史的な絵師の方の作品ですと、やることがガラッと変わるからです。
しっかり描くためには、観察が重要になることは想像に難しくないかと思います。
●だからこそ楽しくて簡単な題材
今回みんなで模写を行ったのは、長澤蘆雪氏の作品の中の「犬」を題材としたものです。
ポイントは参加者の方が「描いてみたい」と思ったこと
そして「描けそう」と思ったこと。
この2点は意外と取り組むうえではとても大切です。
気持ちが乗るとやはり、より水墨画を描くことに没頭しやすくなります。
私目線で恐縮ですが、作品の内容も実際ちょうどよさそうで、初心者の参加者の皆さんでも十二分に作品にできると考えて今回は長澤蘆雪氏の犬を描くことを課題としました。
※ページの下部に参加者様の作品も上げていますのでどんな犬を描いたか是非見てみてくださいね。
●フロー状態
余談ですが、先の文の気持ちが乗る
ではないですが、
描いてみたいと思う作品を描いてみる。
というのは大変大事で、実際今回の教室はいつも以上に参加者の皆さんの集中が伝わってまいりました。
いつもなら中休みを取るなどしますが、(絵を描くことに慣れてないと、1時間くらい集中するだけでも意外と疲れます(笑))今回は、皆様ほぼ2時間ぶっ通しで時間を忘れて取り組んでらっしゃいました。
参加者様の口からも
「あっという間の2時間だった」
「時間を忘れてしまうくらい集中した」
とお言葉もいただいてましたので、それくらい楽しんで水墨画体験をしていただけて私としても大変憂いしい教室となりました。
水墨画を気軽に楽しんでみたいと興味のある方は日程が合えば是非ご参加ください
→次回の教室スケジュールはこちら
●教室風景
●お客様の声
●おしらせ
さて、9月の教室は9月16日(月)開催予定です。
既にお申し込みを開始しておりますので、興味のある方はこちらよりお申し込みください。