【報告】第19回 水墨画教室 in 福岡
第19回水墨画教室 in 福岡 を開催
更新が遅くなりましたが、1月も教室を開催いたしましたので、ご報告いたします。
●春に向けて
昨年末は、今年の干支である龍を描きました。
教室に参加される方は、手紙の挿絵に使ったり、オリジナルのカレンダーに描きこんだりと「これからの何かに使いたい」と考えてらっしゃる方もいます。
ですので、時節のものを扱う場合は少し前に、取り入れるようにしております。
ということで、今回は、「梅と鶯」をテーマとして取り上げました。
●水墨画の魅力の一つ「筆」らしさ
今回は絵を描くに際して、対象が大きく二つございます。
・1つが鶯
・1つが梅の木
です。
今回は、コツを話せばきりがないのですが、絵としてのメインは動物(鳥)の鶯です。
しかし、実は今回の絵にメリハリをつけてくれているのは、木となります。
(このページの下の方に参加者の作品も載せていますので、それをご覧いただけるとわかりやすいです。)
言われて、見ていただけるとなんとなく言わんとすることはわかるかと思います。
もちろん、これは、色の濃淡による効果もあります。
はっきりと濃墨で描くことで、しっかりと鶯との差が出てくれます。
ここでやっと見出しの「筆」らしさに戻ります。
今回、木に注目していただくと「かすれ」(のような)表現がはっきりと見て取れます。
このような表現は、やはり筆で描く作品特有ですので、一つのポイントとして参加者には取り組んでいただきました。
結果的にしっかりと、筆による表現が出せているので、良い作品に仕上がってよかったです♪